畑を焼く (2022・10・27)
山に木を切ったあと。木を焼いて、畑をつくる。それはな。違う肥料分になるな。
よう出来るなんてもんじゃない。県から視察に来た人が、窯の設備も大したもんじゃが、山で立派なものがつくっているのも大したもんだ、と。大根や白菜、見て。
柴に火をつけて焼くだけで、ものすご出来る。フチをずっと、木の葉もなんもさらえて。燃えてかんように。下へ行って火をつけると上がるで、上からつける。すると、じわじわ燃えていくで。長いことかかって燃えた方が、木が焼けるで、肥料分が。
どうしたって、下から火をつけると、火の手というのは上にあがる。早いとこ、燃えていく。木の葉や柴は、細かいところは燃えていくので、太いところが残っていってまう。上から焼くとじわじわと焼くで、長いことかかって地を焼くで。横へは走らんでな。たいてい、上に上がる。
一番困るのは笹原。笹の葉は生でも、燃える。バチをきれいに切っておかんと山火事になる。