しなのき 新川定琴さん
しなのきは珍しい。めったにない。それでも長者にはしなの木谷という山がある。そこへ、しなはぎに行くということを言ったでな。その山に、まっすぐなしなの木がようけあるんかな。それをはいできて、皮だけもってくるんやな。そんで、皮をはいでおいねてきて、それを水にふやけて、くさらかす。よどみにふやかす。皮の部分だけ。すると中皮が、しなの部分がきれいにとれる。皮をとってもってくる。その皮のなかでも、中だけ。しなとして使う。
メモ帳がわりにアップしています。 岐阜県揖斐郡揖斐川町春日 美束 中山 上ケ流、下ケ流、川合で聞いたこと