茅はカニ歩きで持ってくる 新川さん
炭俵は、おふくろがあんでいたし、束にして、秋ほかんして、冬もってきて編んだんだわな。時分の茅刈場が決まっていたでな。
茅刈場はおはら。何人かで分けてあった。それぞに分けてあった持ち分を刈にいった。山で干して。乾くとおいねてき、冬使った。
おはらは大吹から川沿いに行く。沢をわたったりしながらいくと平な場所がある。そこから茅をおねてくる。茅は長い。横にしているので、沢をカニ歩きで降りてくる。こやんたににも茅場があった。
おはらは大八で大吹まで行く。そこから歩く。
こやんたににも茅場があった。長者まで大八で行く、そこからこやんたにまでは歩く。