安土の発電所 新川定琴さん
安土に自家発電所があった。中郷にも市瀬にもあるが、足土は残っている。山城に行く途中に。水路もある。
ごへんさんの父親に聞いたところだが、建設の際は反対もあった。夜は寝るので、灯りは必要ない。
小屋はおごと橋のところに。兄に連れてきてもらった、戦争に行く前だから、兄が16、7の時、ハンドルを回して、水を流すために。その瞬間、ぽわーっと灯りがともったのを覚えている。配電盤があった。
寺で歌舞伎が来た時は、村中で電気を止めろといった。灯りが使えなくなるから。家に電気料金を集金した時の帳簿もあった。掃除をする人もいた。結構な水量になる。